会議室のテレビモニター特徴とサイズの選び方

2020.09.02
会議室のテレビモニター特徴とサイズの選び方

会議や打ち合わせの時に、モニターやプロジェクターを使って資料を共有するのは、いまやオフィスのスタンダード。WEB会議やオンラインミーティングで、モニターを利用することも増えているのではないでしょうか。そんな中、会議室への設置が検討されるのがテレビモニターとプロジェクターです。 今回はテレビモニターの選び方や設置方法を中心にご紹介いたします。

テレビモニターとは

テレビモニターは文字通りテレビをモニターとして利用する方法です。家電量販店などでも販売されている家庭用のテレビをパーティションや壁に取り付けたり、スタンドに設置したりして使います。60インチ前後までは家庭用としても売れ筋の商品なので、比較的安価に導入することができます。投影はテレビなので、HDMIケーブルなどで接続して入力切替をすればできます。ワイヤレスでPCと接続することが可能なモニターもあります。テレビモニターは、プロジェクターと違い、部屋の照明を暗くする必要がないため会議室での使用に適しています。さらに、4K対応やインチ数など、選択肢が多いのでニーズにあわせて選ぶことができるのも利点です。

モニターサイズの目安と選び方

テレビモニターのサイズは、会議室の利用人数や広さ、レイアウトにあわせて検討します。 一般的なサイズの目安は以下の通りです。

4名用会議室・・・40インチ程度
6名用会議室・・・60インチ程度
6名以上会議室・・・65インチ以上もしくはプロジェクター

会議室のレイアウトによっても使いやすいモニターサイズは異なります。モニターに対し、横に広がって座るようなレイアウトでは、サイズに加え、視野角というきれいに見ることができる角度が広いモデルがおすすめです。 また、文字を表示することが多い場合は、より大画面のモデルがおすすめです。細かな写真・映像などを扱う場合は4K対応モデルが良いでしょう。近年は4Kモデルも一般市場に浸透し、価格もお手頃になっており、会議室のテレビモニターとしても導入する企業が増えてきています。

設置方法のメリット・デメリット

モニターの設置方法には、壁掛けとスタンド設置があります。それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

壁掛け

  オフィスデザイン事例 株式会社オフィスバスターズ 会議室 モニター

オフィスデザイン事例
株式会社オフィスバスターズ(東京都中央区)

「壁掛け」のメリットはスマートに設置できるところです。配線はパーティションの中やOAフロアを通すので、会議テーブルまでのケーブルの露出も最小限にできます。さらに、床面の場所をとらないので狭い会議室でも設置できます。 デメリットとしては、一度設置してしまうと基本的にその位置からモニターを移動できない点があります。また、パーテーションではなく直接壁に取り付ける場合は、管理会社の許可や原状回復に関しても確認を取る必要があります。

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スタンド設置

オフィスデザイン事例 株式会社共立理化学研究所様 会議室 モニター

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株式会社共立理化学研究所様(東京都大田区)

「スタンド設置」のメリットは使い方に合わせてモニターを自由に移動できる点です。一台を移動させて、複数の会議室や執務室、ミーティングスペースなどで使いたい場合に便利です。 デメリットは、モニターから出る電源ケーブルやHDMIケーブルなどの配線が通路の邪魔になってしまったり、見た目が雑然としてしまう点です。また、スタンドの脚は、重量のあるモニターを支えるものなので、設置にある程度スペースが必要になります。基本的に会議室で使用し、移動することがない場合は壁掛け設置、移動させて利用する可能性がある場合はスタンド設置がベストと言えるでしょう。

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もちろんテレビとしても活躍

オフィスのミーティングで使用するモニターとして紹介してきましたが、テレビモニターは様々な場面でテレビとしても、もちろん活用できます。リフレッシュスペースに設置し、福利厚生として休み時間に視聴するケース。 W杯やオリンピックなどを同僚と仕事終わりに楽しむといった社内のコミュニケーションツールとして使用するケースなどもあります。さらに、東日本大震災をきっかけに、非常時の情報収集用としての役割も見直されています。プロジェクターではチューナーが付いていないので、別途用意する必要がありますがテレビモニターは配線さえすれば視聴することができるので、活躍の幅は広いのです。 ※ビルの設備にテレビのアンテナの有無や設置場所まで配線ができるかなど確認が必須です。

まとめ

会議室に、モニターは必須の設備として定着しつつあります。テレビモニターは簡単に画面の共有ができ、照明を暗くする必要がないので、会議室に適しています。設置方法も「壁掛け」「スタンド設置」とそれぞれメリット・デメリットが異なるので、使い方に合わせて検討してみてはいかがでしょうか?

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