2020.11.18

テレワーク必見!Wi-Fiやモバイルの無線電波について

テレワーク必見!Wi-Fiやモバイルの無線電波について

急速に普及しているインターネット環境やスマートフォンの電波について、
解説したいと思います。

昨今テレワークなどで自宅でもWi-Fiを活用した仕事もすることが多くなる中、
インターネットがつながらない事や電話の電波状況が悪くなる事があります。
そんな状況を改善するための方法などご紹介したいと思います。

まず、Wi-Fiやスマホ含めた電波について簡単に説明します

 

① 電波の仕組み

以下の様に線で表すとわかりやすくなります。

曲がりやすい細い線電話などに使われており、
曲がりにくい太い線インターネットで大容量の情報を伝達する際に
用いられます。

 

 

携帯電話で使っている電波を0.8とすると無線LANやアクセスポイントで使う電波は2.4~5になっており、電話の約3~7倍の太さの電波を使っております。

ちなみにラジオの電波が0.0008~0.0016と比較するとWi-Fiの電波は3,000~7,000倍と非常に強いものを使っている事がわかります。

こちらを理解した上で、自宅やオフィスのインターネット環境を作ると環境がよくなります。

 

② Wi-Fiが遅いやつながりにくい時に確認するところ

まずはじめに速度の状態を確認する

有線LANを用いて速度の劣化があるか確認しましょう。 以下のサイトにて簡単に確認できます。

インターネット速度測定サイト
https://Fast.com/

※有線LANと大幅に速度が異なる場合は、Wi-Fi機器に問題が生じております。
※有線LANと同じで現在のインターネット速度に支障がある場合は、インター
ネットの回線プランを見直しましょう。

 Wi-Fi機器の周りに機器が混在しているか

見える位置に設置しない場合、電波の強度が弱くなる為。

 

 Wi-Fi機器と接続するパソコンやスマホの間に障害物がないか

壁や貴金属の柱など電波が通らない物があると接続が難しくなります

 

複数のWi-Fi機器が混在していないか。

使いたい人がそれぞれWi-Fi機器を増やしている事がありますが、
機器同士の電波が干渉し劣化することがあります

 

接続数が機器の性能を超過していないか。

Wi-Fi機器には接続できる機器の数に限りがありますので、機器の性能を確認する必要もあります。

 

以前と比べると遅く感じる場合

Wi-Fi機器には通信規格がありそれに対応しきれていない事が考えられます。
初期化してキャッシュクリアした後に改善しない場合は、機器の入れ替えを検討してみましょう。

 

 おすすめのWi-Fi機器 

 

 ◆自宅で利用する場合◆ 
メーカー:BUFFALO型番:WXR-5950AX12
最新の電波構成かつアンテナが4つあるので、電波の向きを変えることができます。

 

 ◆オフィスで利用する場合◆ 
メーカー:YAMAHA 型番:WLX313
法人向けに3種の周波数により広範囲の接続をサポートできます。

 

 

 

③ スマホのテザリングやポケットWi-Fiで接続状況の改善について

テレワークで自宅にインターネットがない場合にスマホのテザリングやポケットWi-Fiを利用してインターネットに接続することも多くなっていると思います。
モバイルデーター通信は屋外の電波に接続してインターネットを行います。
その中で場所によっては電波が悪い場合がありますが、以下の様に利用するとネット環境はよくなります。

 

自宅に小型基地局を設置する

小型基地局と聞くと大がかりですが、モデムの様な小さなものになります。
通称「フェムトセル」というサービスになります。
こちらは個人向けに作られたサービスで、有線インターネットを通して電波を発生させる機器になります。

法人向けは「増幅装置」を設置し屋外の電波を室内に引き込みます。
※各キャリアでフェムトセルや増幅装置のサービスが御座います。

 

半径十数メートルをの基地局を自宅に設置し電波改善を行います。
※フェムトセルは室内の設置位置の変更はユーザー側で行うことはできません。
小型基地局の為、移設する際は、ソフトバンクへ申請する必要がある。

 

 

電波のいい場所に置く方法

テザリングやポケットWi-Fiについて、モバイル端末でインターネットの中継装置の為、パソコンなどの近くにおいておく必要は御座いません。
障害物がない場合は、数十メートル離れていても問題ないのです。

屋外から受信しますので、窓の近くに置いているとインターネット環境は向上します。

 

 

 

通信キャリアの見直し

上記2つで改善しない場合は、ご利用地域や建造物の構造上お使いの通信キャリアの電波が弱い可能性がありますので、その場合は、見直しをお勧めします。

なお、最初にお伝えした通り大容量の通信を行う場合は電波が入りにくい為、その点も踏まえて検討が必要になります。

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