オフィスプランニング、と聞くと難しそうというイメージがありませんか?
要は、どのようなオフィスにしたいかを考えてプランを計画するということ。
そもそも「どのようなオフィスにしたいか」を考える部分が簡単ではありませんよね。
どうやって考えていけば良いのか?
ヒントは9つのプランニング(計画)にありました。
スペース計画
オフィスに必要な空間を適切なサイズで配置する計画です。
各スペースが混在していては使い勝手も悪く見た目も雑然としてしまいがち。
適切なスペースで快適に仕事をしたいですよね?
まずは、必要なスペースはなにかを考えていきましょう。
オフィスに必要なスペースには大きく分けて、執務面積、役員専用面積、業務支援面積、情報管理面積、生活支援面積、通路面積の7つがあります。
執務面積
天井までのパーティションで区切られていない執務スペースです。
会議室や倉庫・書庫などの閉じたスペースは含みません。
役員専用面積
役員専用のフロアや部屋を設置する場合のスペースで役員に関わる秘書室や専用会議室なども含まれます。
業務支援面積
複合機や書庫などの業務を支援する機能があるものを配置する場所です。
打ち合わせスペース・会議室はここに含まれます。
情報管理面積
サーバールームなどのコンピューター関連用の面積です。資料室や図書館はここに含まれます。
生活支援面積
リフレッシュブースや更衣室・食堂などオフィス内の生活を支援するスペース。
通路面積
有効面積内の各区画をつなぐ通路面積です。エレベーターホールなどの共有部分の通路は含みません。
コミュニケーション計画
コミュニケーションの取りやすい環境づくりの計画です。
生産性向上の鍵は社員同士、部門間の円滑なコミュニケーション。
自然とコミュニケーションの和が広がるオフィスは素敵ですよね?
しかし、部署が違うと話すタイミング探しが難しいもの。
部署ごとの島の間にスタンディングテーブルを置き、単な打合せができるスペースをつくったり、メイン通路にちょっと座って話せるチェアを置くなどコミュニケーションが広がる場所づくりも大切です。
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ゾーニング計画
オフィスにある様々な機能空間を最もよく発揮できるような配置にする計画です。
スペースとコミュニケーション状況を鑑みた計画が大事となります。
スペース計画と似ていますが、こちらではより細かく計画を立ててゆきます。
◇フロアゾーニング(ブロッキング)
ワンフロアの単位で、そのフロアで効率よく仕事ができるようにエリアを配置します。
受付エリア
受付・エントランスや待合スペース
接客エリア
応接室や打合せスペース
執務エリア
デスクや書庫を置くメインのスペース
業務支援エリア
倉庫やリフレッシュスペース、更衣室などの業務を支援するスペース
廊下エリア
各部屋をつなぐスペース
◇バーチカルゾーニング(スタッキング)
複数の階層で構成される場合に、オフィスの機能空間を建物全体の階層別に配置すること。
書類や商品を多数所有している場合や、社内にショールームがある場合などは有効です。空間の役割と、建物の特徴・設備を把握し配置することも大切です。
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動線計画
デスク・複合機などのOA機器・オフィス家具・備品の使いやすさ、非常時の避難経路の確保などを考えた計画。
複数の導線が絡み合っていては、すれ違いの頻度も高くなり目的地までが遠くなり業務効率も低下します。目的地までの移動がスムーズな動線になるように、メイン導線・サブ導線をうまく使い分け、使いやすい計画を立てましょう。
避難経路については防災上の決まりもありますので、合わせて確認しておきましょう。
レイアウト計画
ゾーニングした各スペースに、部門(人員や組織)、オフィス家具やOA機器を配置すること。
使用する人の動線や建物の設備を考慮し使いやすい配置にすることが大切です。
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ファニチュア(家具)計画
オフィスワーカーが仕事をする上で欠かせないオフィス家具の利用計画です。
仕事内容に合う機能的な各を選定し、空間の特性を考慮した機能的で快適なオフィス空間を作りましょう。
安全で、耐久性に優れた家具を選定することはオフィスプランニングの重要な要素でもあります。
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インテリア計画
床・壁・天井・オフィス家具などを造形的に調和するよう整えること。
オフィスプランニングの最終段階の一つ。
グリーンを置き壁を木目調にしたナチュラルな雰囲気や、オリジナルの造作壁でブランディングを強調するなどオフィスの魅力を引き立たせる部分です。
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色彩計画
色彩が人の感情にもたらす効果を利用して快適なオフィス環境を整えること。
オフィス空間の雰囲気づくりの上で大事な要素となります。
ビタミンカラーを取り入れれば活気のあるオフィス空間に、木目調やナチュラルなカラーで統一すれば気持ちの安らぐオフィス空間に、黒やネイビーなど落ち着いた色でまとめれば重厚感のあるオフィス空間に。
業種に合う色彩計画で良い環境を整えたいですね。
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サイン計画
オフィス内の各設備の場所を利用者にわかりやすく明示する計画。
誰にでもわかりやすいサインが目に付きやすい場所に掲げられることで働く人や来訪者が迷うことなく使いやすいオフィス空間になります。
また、インテイリアとの調和も取れたデザインにするれば、オフィスの雰囲気を壊すことなくサインを掲げられます。
防災の面でも重要な役割を担う避難経路なども、わかりやすい表記でサインを掲げましょう。
◆まとめ
「どのようなオフィスにしたいか」のヒントは見つかりましたか?
一度に9つの計画を考えるのではなく、一つ一つ考えていけば光明が差すはず!
まずは、大体のイメージからはじめ少しづつ改革を煮詰めてゆきましょう。
オフィスバスターズデザインでは、オフィスの移転・レウアウト変更を承っております。
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