オフィスレイアウトづくりに欠かせない現場調査とは?

2019.08.30
オフィスレイアウトづくりに欠かせない現場調査とは?

移転やレイアウト変更の際は、設備の設置場所を確認し、搬入経路を確保するため、オフィス物件を調査します。現場調査(現調-ゲンチョウ-)と呼ばれるものです。オフィス移転も、現場を見ることも、そうそう機会がないので、どんなものか想像がつきにくいですよね。
今回は、そんな現場調査についてご説明します。

現場調査(現調)とは?

現場調査(現調)とは、オフィスの床・壁・天井に加えて、照明や感知器などの設備の位置を測り、記録することです。ドア幅などを見て、搬入に問題がないかも確認します。

オフィス移転やレイアウト変更の際に、滞りなく作業が行われるために必要な作業です。

現調は現場管理担当者や設計士が行います。結果をもとに設計図を作成するため、一寸のくるいも許されない作業です。もし照明間の距離を間違えて記録していれば、間仕切りの位置が図面と違っていて設置できない!なんていう事態になりかねません。

現調やってみよう!

弊社の現調部隊が愛用する道具はこちら。

 

コンベックス

スケール、メジャーと呼ばれることもあります。

プロは折り曲げて使うのですね。必要なくても自宅でやってみたくなります。

この使用法なら、脚立を使わずに天井幅を安全に測ることができます。

適当に測っているように見えて、実は支点になるところに赤い数字(切りのよい数字の部分)を合わせて折り曲げているのがおわかりいただけるでしょうか。これなら測りやすく、間違えにくいですね。

天井幅・壁と照明の距離・照明間の距離と、あらゆる設備の距離を測っていきます。

既存什器を移転先に持っていく場合は、搬出・搬入に問題がないことを確認するため、什器も測っておきます。

レーザー距離計

コンベックスでは測れない、広い部屋を測量するのに便利。40メートルまでミリ単位で測定できます。

使用中の画は地味に思われますが、けっこう高性能ですごいやつです。

 

壁の出っ張りも余すところなく測ります。間仕切り設置のために欠かせない情報です。

ときには壁の角とレーザーの角を合わせるきめ細やかさも発揮します。

ノート

目盛りつきのノートが使いやすいとのこと。簡単に図面のようなものを書いていきます。残念ながら中身をお見せすることはできません。悪しからず。

 

1フロアの現調にかかる時間は90~120分ほど。以上の手順を踏まえて、スピーディに現調していきます。

続いて、現調担当者にインタビューしてみました!

現場調査の担当者へインタビュー!

自分の仕事のここが良いと思うところは?

私たちの仕事は現場調査で終わりません。現場調査を行ったオフィスについては、内装や設備の工事が進んでいるか管理したり、引越や家具の搬入まで立ち会うことがあります。空っぽのフロアの状態から、オフィスが完成するまでを見られるところではないでしょうか。
現場調査でレイアウト図を作成する前から、工事や什器搬入の際にオフィスが作り上げられる過程を見守ることができ、完成する瞬間も現場にいられるので、達成感は人並み以上です。

お客様へメッセージをお願いします!

「現場調査」を有料で設定する企業もありますが、弊社では、移転やレイアウト変更をご希望のお客様に現場調査を無料で行っております。

現調も移転もレイアウト変更も、安心してお任せください!

オフィスバスターズデザイン