オフィスのエントランスは、訪れる人々を迎える大切な場所です。企業の価値や雰囲気を伝え、印象をつくる重要な役割を担っています。オフィスの中でもデザインや内装の自由度が高く、こだわる企業も多い場所です。
だからこそ「どんなデザインにすべきか」と悩んでしまうもの。
この記事ではエントランスの役割、デザインとレイアウトのポイント、施工費用例、エントランスの施工事例20選を紹介しています。オフィス移転やリニューアルで、次のオフィスはこんなエントランスにしたいなと思うものを見つけられるよう、お手伝いします。
エントランスが果たす2つの重要な役割
企業のファーストインプレッションの形成
エントランスは顧客、取引先、求職者などさまざまな来訪者をお出迎えする場所です。彼らにとって、オフィスの中で最初に見て触れる空間です。受付電話機で約束の相手を呼び出し、チェアに座って待ちます。5分にも満たない短い時間ですが、すでに企業の一面を確実に体感しています。
洗練されたデザインは信頼感や安心感につながり、今後の取引関係にもプラスの影響を与えます。
セキュリティの確保
来訪者と社員の動線を適切に分け、社内へのアクセスを管理する重要な役割も担います。来訪者と社員をお互いの邪魔にならずスムーズに移動できるよう動線をひきます。社員側の動線にセキュリティを施すことで、社内へのアクセスを社員のみに制限します。大切な社員やオフィスを守るのもエントランスの役割です。
エントランスをおしゃれにするメリット
来訪者への良好な印象付け
おしゃれで素敵なエントランスは、オフィスに来訪する人に良い印象を残すことができます。エントランスがしっかり作りこまれていることで企業に対して信頼感や安心感が生まれるのです。今後の取引や関係にもプラスの影響が出ること間違いありません。
企業ブランディングの強化
自分たちだけのオリジナルを全面に演出できるのがエントランス。企業の風土や文化、アイデンティティを体現し、企業に関わる人すべてへ示すことで企業ブランディングを担います。ホームページや採用ページ、企業案内パンフレットにオフィスの様子としてエントランスの画像を活用することで、企業のイメージ戦略としても一役買います。
社員のモチベーション向上とエンゲージメントアップ
社員が出社するたびに目にするエントランスはモチベーションを向上させます。また会社を誇らしく思い、自然と愛着が湧くことでつながりであるエンゲージメントを高めます。これからエントランスをつくる場合はデザインやイメージについて、ぜひ社員の意見やアイデアをヒアリングしましょう。
エントランスのデザイン・レイアウトのポイント
コンセプトの明確化
エントランスのデザインを決めるとき、まずは概念、発想となるコンセプト考えましょう。例えば「明るく親しみやすいナチュラル感のあるデザインがいい」とすれば、明るめの木目の壁にグリーンを飾り、柔らかいイエローのチェアを置いてみようかな、と頭の中で空間のイメージが広がります。オフィスデザイン業者の施工事例を見て、ヒントをもらうのも一つの手です。
コンセプトが企業ブランディングだとすれば、コーポレートカラーを活かした内装にしたい、ロゴを使って大胆にデザインして欲しい、自社商品をおしゃれにディスプレイしたい、などアイデアが浮かびます。オフィスバスターズデザインならコンセプトを具現化したエントランスデザインをご提案しています。
サイン看板の工夫
社名やロゴを示したサイン看板はいくつか種類があります。アクリル板にロゴを貼ったものや切り文字看板、LEDライトなどです。小さな要素ですが、空間の印象を大きく左右します。
照明で空間をランクアップ
照明はエントランスデザインにおいて重要な要素です。間接照明やペンダントライトなどのおしゃれな照明を使用することで、空間をランクアップし雰囲気を演出できます。
人気があるのは埋め込みのダウンライトや、レールと組み合わせ照らす方向をかえられるスポットライトです。照明の色でスタンダードなのは太陽の明かりに近い昼白色、温かな印象のオレンジ色の電球色です。そのほか、時間帯や気分により好みのカラーへ調光できる照明もあり、明かりの色をコーポレートカラーに合わせ空間を丸ごと企業イメージ一色に演出することも可能です。
エントランスでは間接照明も活躍します。天井や床を間接照明で照らす、切り文字のサイン看板を照らすと、ぐっとおしゃれな空間に仕上がります。
動線とセキュリティを両立したレイアウト
社員とオフィスを守る役割のあるエントランスは、スムーズな移動とセキュリティ確保を両立したレイアウトにします。可能であれば来訪者と社員の動線は別にします。重なってしまうと、スムーズな移動の妨げとなるためです。
来訪者はエントランスで受付のあと、会議室や応接室へ移動します。エントランスと会議室は近くにレイアウトします。社員が通るエントランスから執務エリアの間にセキュリティ対策を行います。オフィス内の移動でストレスなく、セキュリティ対策をしっかり行ったレイアウトで社員とオフィスを守ります。

おしゃれエントランスの施工費用例
おしゃれなエントランスの内装工事の費用はどのくらいかかるのでしょうか。3つのエントランスの内装費用をご参考までにお知らせします。
実際にはデザインや施工内容、材料、工法などの条件により前後しますので、ひとつの目安としてお考えください。
① ダークトーンで上品かつ落ち着いた雰囲気を演出した、モダンで洗練された印象のエントランス

エントランス 内装工事費用
参考価格 2,000,000円
※天井・家具・備品類等は含まれておりません。
② シンプルで明るく清潔感のある空間にウオールグリーンがポイントのエントランス

エントランス 内装工事費用
参考価格 2,350,000円
※天井・家具・備品類等は含まれておりません。
③ 明るい木目のルーバーでナチュラル感を演出したエントランス

エントランス 内装工事費用
参考価格 3,200,000円
※天井・家具・備品類等は含まれておりません。
タイプ別おしゃれなエントランス事例20選
おしゃれなエントランスを3つのタイプ別に紹介します。「こんなエントランスにしたい」が見つかりますように。
【タイプ1】ナチュラル素材や明るいカラーが好印象、自然と心が前向きになるエントランス












【タイプ2】かっこいいデザイン、デキるビジネスパーソンがいそうなエントランス






【タイプ3】企業ロゴやコーポレートカラーを活かした、オンリーワンのエントランス


まとめ
エントランスづくりで大切なのは、企業らしさを表現しながら、来訪者と社員の双方に配慮した機能的な空間をつくることです。予算と相談しながら、理想的なエントランスデザインを見つけていきましょう。
毎日通うオフィスが企業に良い影響を与え、社員にとって働きやすい環境となるよう、オフィスバスターズではオフィスづくりのお手伝いをしております。