賃貸オフィスを選ぶ時、図面だけでは見えない部分がたくさんあります。大切な社員が毎日働くオフィスを選ぶために、現地に出向いて物件を内覧・内見する際のチェックポイントをまとめました。
エリア・立地について
オフィス街の中には、金融街や問屋街、アパレルメーカーが集まる地域やIT系企業が集まる地域など、同じような業種や職種が多く集まるエリアがあります。
物件を選ぶときには、その物件がある場所がどのような場所なのか、実際に足を運んで確認することが大切です。毎日通勤する社員の便を考え、駅からの近さや、コンビニ、飲食店、銀行、郵便局などの生活インフラが整っているかもチェックしましょう。バスを使う場合は、運行本数なども利便性に大きく関わるので通勤退勤時間の時刻表の確認が必要です。
・駅からの所要時間
・生活インフラの充実度
・バス利用の場合は運行本数
ビルのグレードについて
オフィスビルの顔であるエントランス。デザインや管理状態は入居する企業のイメージを左右します。通勤する社員はもちろんのことお客様やパートナー会社も目にし触れるからです。全体的な雰囲気とあわせて、床や壁の素材もグレード感に関わるのでチェックしてみましょう。
ビルグレードの高さをそれほど重視していない場合でも、清掃が行き届いているか、放置されている荷物がないかなどは確認しましょう。案内板に入居企業の名前があるか、郵便受け周辺がキレイに保たれているかもチェックすべきポイントの一つです。
さらに、出入口に警備会社のセキュリティーが設置され、管理人が駐在しているビルならば安心感も高まります。正面玄関の使用時間や管理人の駐在時間は制限があることが多いので確認しましょう。ビルの耐震性も大切な社員を守る上で重要になりますので、必ずチェックしてください。
・清掃が行き届いているか
・セキュリティや管理人の駐在状況
・耐震性
ビル内の共用部分
ビル内のエレベーターや廊下、非常階段など、それぞれ広さや掃除が行き届いているかをチェックします。給湯室やトイレ、化粧室などは、女性社員の満足度に大きく関わる場所です。できれば男女両方の視点で、明るさや清潔さをチェックするといいでしょう。
・男女両方の目線で確認する
事務所内について
広さ・天井・床
社員数に応じたおおよそ必要な広さは、実際にオフィスとして使える面積（専用面積）が足りているかで判断します。さらに内覧では、事務所内の柱や窓の位置、梁がある場合はその位置も図面上に記載しておくと、後でレイアウトを検討するときに便利です。
天井は、高さが2,600mm以上あると理想的。照明は色味や場所もチェックしましょう。床は床下にすっきりと配線ができるOAフロアが便利です。
・床はOAフロアが便利
設備（空調・電気・通信）
空調設備はオフィス内の居心地の良さを大きく左右するので大切です。稼働時間、自由に温度設定ができるか、いつでも運転/停止ができるかなどをチェックしましょう。電気系統では電気容量と、不足した場合に増設が可能かを確認します。増設可能な場合でも、高額な費用がかかることもあるので注意が必要です。通信インフラについては光ケーブルが引き込まれていることを確認しましょう。
・電気は容量と増設の可否
・通信インフラは光ケーブルが引き込まれていること
採光・眺望
全く日が当たらないオフィスよりは、少しは光が差し込むオフィスが理想です。しかし、あまりに強く日が差し込むと、暑さや眩しさで窓側にデスクを配置できなくなってしまいます。そのような場合は、レイアウトを工夫したり、ブラインドなどで対策して使用することになるでしょう。
まとめ
内覧したオフィスが気に入ったら、帰りは周辺をさらに探索してみるとよいでしょう。時間帯によって街の雰囲気が変わることもあります。
その際にはぜひ以下のチェックリストをダウンロードしてお持ちください。内覧時に役立つ持ち物も掲載しております。
オフィスバスターズデザインでは多数のオフィス移転サポート実績とともに培ったノウハウでオフィス探しのお手伝いからオフィス内装、工事全般までワンストップで対応いたします。お気軽にご相談ください。
