オフィスづくりの豆知識として、図面についてまとめました。
■図面の役割
図面の役割は大きく分けて二つあります。一つは「情報の伝達」です。
口頭で形状を伝えることは単純な形状であれば可能かもしれませんが、複雑な形状を伝えることは不可能です。したがって形状を正確に伝えることが大きな役割となります。
もう一つ重要な役割があります。それは「お互いが認識し合った証拠」となるということです。
図面には、設計で最終的に決定したさまざまな情報が残ります。決定事項を証拠として残すことができるということです。
■主な図面の種類
・平面図(レイアウト図)
最も基本となる重要な図面となります。これは建物を床から1~1.5mくらいの位置で切断し上から見た図面です。
柱や壁、開口部の位置、建具の開き勝手、階段や家具の位置、寸法が示されます。
平面図に什器等のレイアウトが記載されたものはレイアウト図と呼びます。
・天井伏図(天伏図)
天井の仕上げを明記した図面です。平面図に合わせて見下げた形状となっています。
これを見れば天井材や仕上方法、照明や設備器具の位置等が判ります。
一般的に省略して天伏図とも呼びます。