オフィス内装工事の費用を抑えるための重要ポイント

2023.09.12
/ 2024.10.18 update
オフィス内装工事の費用を抑えるための重要ポイント

オフィスの内装工事費用は、一般的な相場価格が坪単価10万円~30万円と言われています。

ただし、すべてのオフィスがこの金額に当てはまるわけではありません。内装工事の見積りは専門的で細かい項目が多くあります。また相見積もりをとる場合は各業者への見積り依頼や比較に時間がかかります。

事前に相場感や見積り内容、費用を抑えるためのポイントを知ることで、限られた時間と予算を最大限に活かしましょう。内装工事を検討するにあたり、業者選びに失敗しないためにも、この記事を参考にしてください。

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レイアウトデザイン事例集
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オフィス内装工事の坪単価

一般的な相場価格が坪単価10万円~30万円のオフィス内装工事ですが、オフィスバスターズデザインの手掛ける平均坪単価は10~15万円前後です。

「料金プラン」のページに掲載している坪単価11万円のスタンダードプランが弊社のお客様によく選ばれています。坪単価はオフィス規模や希望条件により大きく差が出ます。内装工事の目的を見失わず、予算とのバランスを取っていくことが大切です。

内装工事の費用に差が出る理由

前出の通り、弊社の内装工事の平均坪単価は10~15万円前後ですが、5万円の場合や25万円になる場合もあります。この費用の差はどうして出るのでしょうか。

① 仕上がりイメージの差

ブランディングや採用強化のために、『デザインにこだわった見栄えのいい』エントランスと休憩スペースを作りたい場合と、ほとんど来客が無いため、『最低限の内装でいい』場合では、かかる費用が違うのは明らかです。

パーテーションを立てるだけではなくデザイン性を良くするため、床を変え、壁紙を貼り、照明を追加すれば、費用が上がるのは明らかです。

② 内装グレードの差

内装の材料が違うことによるグレードの差は費用に影響します。

例えば壁をたてる場合、スチール製のパーテーションにするか、アルミ製のパーテーションにするかで費用は変わります。スチール製はアルミ製より高いですが、防音性に優れ頑丈です。意匠性を高めるためガラス製のパーテーションを選ぶとスチール製よりコストが上がります。

③ ビル仕様の差

オフィスが入っているビル自体の仕様でも費用に差が生まれます。

工事を行うオフィスがスケルトン(床・壁・天井材が一般的なオフィス仕様の仕上がりではなく、躯体がむき出しの状態)である場合、まずは通常のオフィス仕様へするために費用が発生します。そのほか照明や空調、トイレ設備も整っていない場合、それらの設備工事を含めると、上記の坪単価にはおさまらない可能性もあります。

逆を言えば居抜きオフィス、前テナントが退去時に原状回復工事をせず、内装などをそのまま残して退去する場合です。ある程度の内装工事が仕上がっている状態での入居になるので、上記の坪単価よりも費用を抑えられる可能性があります。

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このように仕上がりイメージ・内装グレード・ビル仕様により費用に差が出てしまうことをあらかじめ想定をしておきましょう。

内装工事の見積りにはどんな項目がある?

内装工事の見積りの明細には、さまざまな項目が書かれています。業者の見積り比較のため各工事の項目について説明します。
主な工事項目としては以下の4つです。

壁(間仕切)工事
会議室などの個室を作るために壁や間仕切りをたてる工事です。
使用する材質により、パーテーションやLGS・ボード工事と表記される場合があります。
床工事
床材(タイルカーペットなど)の仕様変更を行う工事です。
内装仕上げ工事と表記される場合があります。
天井工事
天井材の仕様変更を行う工事です。
床工事と同様に、内装仕上げ工事と表記される場合があります。
造作工事
希望するオフィス家具がメーカー商品等で見つからず、オーダーメイドで製作する場合の工事です。リフレッシュスペースのベンチやテーブルなど、特定のスペースに合わせて製作することが可能です。

その他、より細かい項目には以下のような工事もあります。

仮設工事
ビルの搬入経路やエレベーター、共用部を傷つけないようシートやクッション材で養生、保護する工事です。
解体工事
居抜きオフィスへの入居やレイアウト変更のとき、既存の内装を解体する工事です。

内装仕上げ工事
床、天井以外にも壁面のクロス(壁紙)やシート、その他エントランス壁面への装飾を施す工事です。
空調設備工事
空調機器(エアコン)の移設・増設に伴う工事です。設備工事に分類されるケースもあります。
防災設備工事
個室を作る際に天井部に必要となる設備(煙感知器や非常用照、スプリンクラー等)の移設・増設に伴う工事です。設備工事に分類されるケースもあります。
衛生設備工事
トイレや給湯室など水回りの設置に伴う工事です。設備工事に分類されるケースもあります。
電気工事
レイアウトにより各デスクへ床下コンセントの増設や、間仕切工事に伴い照明(蛍光灯)の移設・増設が発生する場合の工事です。通信設備工事に分類されるケースもあります。
諸経費
業者により記載方法が異なりますが、現場作業に必要となる費用、資材運搬・搬入費や現場管理費等です。数週間にわたる大型工事となれば、諸経費もある程度金額がかかります。あらかじめ諸経費の内訳を確認しておくと良いでしょう。

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上記の工事以外に、必要な資材や機器、設備の費用が加わります。見積りを提出する業者により項目の表現はさまざまですので、気になる項目や不明な点は遠慮なく聞きましょう。

オフィス内装工事の費用を抑えるための重要ポイント

「予算内で効果的なオフィス内装工事を行いたい」
「やっぱり費用はできるだけ抑えたい」
そんな方のために、内装工事の費用をおさえるための重要なポイントを3点お教えします。

① ワンストップで対応可能な業者の選定

設計・図面作成~デザイン提案~各種工事実施まで、ワンストップで対応可能な業者を選定しましょう。依頼する項目が多ければ多いほど、金額の融通も効きやすくなるためです。

設計業者、内装工事業者、設備工事業者などそれぞれの専門業者に依頼する方法もありますが、工事内容の変更が必要になったとき複数業者への共有・伝達は時間を要するほか、認識の相違が起こってしまうリスクが高まります。窓口を1本化しておけば、認識の相違は最小限に抑えることができます。

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② 内装のグレードを見直す

理想のオフィスは、あらゆる方法で作り出すことが出来ます。コストダウンが必要となった場合は、イメージしたデザインをすぐに諦めてしまうのではなく、まずは内装材のグレード変更を考えてみましょう。

例えば以下のようなコストダウンのアイデアがあります。

ex)エントランス壁面へのタイル類の装飾
タイルに類似したデザインのクロス(壁紙)で仕上げる

ex)エントランスの発光サイン
アクリル切り文字のサインを設置し、ダウンライトや間接照明等でサインを照らす

どうしても見た目の違いは少なからず出ますが、元々のイメージと仕上がりがかけ離れたものにはならないはずです。その他にも仕様やグレードを変更することによりコストダウンのアイデアはさまざまな箇所で考えられます。業者によく相談し、進めていくのが良いでしょう。

③ 複数の業者から見積りを取る

見積りの取得にあたって、重要なポイントになるのが複数の業者から見積りを取ることです。特に内装工事を行うのがはじめてで、自分で業者を探す場合、相場感を把握するためにも1つの業者ではなく、3社ほど相見積もりを取ることをおすすめします。

見積り項目に差が無いよう、工事項目や仕様は、各業者に同じ内容を依頼します。まずは同じ仕様の見積りを取得後、全体費用の比較はもちろんのこと、材料費や諸経費に大きな差が無いか、しっかりとチェックを行いましょう。

見積りだけでなく、レイアウト図面の正確性やレスポンスの速さ、対応力など、業者により違いが出ます。自社に適しているかどうかの対応を見極めるためにも、複数の業者へ依頼するのが得策です。

まとめ

この記事でお伝えしてきたことのポイントを整理します。

  • 内装工事の費用相場について、弊社の平均坪単価は10~15万円前後
  • ただし仕上がりイメージ ・内装グレード ・ビル仕様により費用に差が出る
  • 内装工事の見積り項目は業者によりさまざま、不明な点は遠慮せずに聞く
  • 業者選びに失敗しないためにワンストップ対応可能な複数の業者へ相見積りを取り、しっかり比較を行う

限られた時間と予算を最大限に活かして、理想のオフィスを実現しましょう。

オフィスバスターズデザインは内装工事を通じて、働きやすいオフィス環境づくりをサポートしています。オフィス移転やオフィスリニューアルにともなう内装の設計から工事までワンストップで行います。内装工事をご検討されている場合はお気軽にお問合せください。

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