企業文化やビジョンを内外へ向けて示すため、オフィスの移転やリニューアルをきっかけにオフィスをデザインする企業が増えています。そのデザインコンセプトが明確であると、可視化されたオフィス空間が、そこに携わる人たちに大きな影響を与えることができます。
コンセプトを明確にすることの大切さ
“concept”には「概念」「構想」、「創造された作品や商品の全体につらぬかれた、骨格となる発想や観点」という意味があります。あらゆるデザインを考える上で中心の軸となる部分です。オフィスデザインも同様で、この軸がはっきりしていると、「何を表現したいのか?」「何を発信したいのか?」と、デザインを行う上でブレが生まれにくくなり、目指すところの表現が可能になります。
コンセプトに基づいたオフィスデザインのメリット
コンセプトが明確なオフィスデザインには、メリットがたくさんあります。企業の想いを伝えたり、ストーリーを語りかけたり、メッセージを文字だけでなくデザインでカタチにすることが可能です。企業ブランディングを担うことはもちろんのこと、他社との差別化を図ることができ、オフィス自身が会社の魅力を発信できるツールになり得るのです。
オフィスデザイン事例
新しい未来のカタチをデザインするというコーポレートメッセージをイメージしたオフィス空間。未来を感じさせるエントランスに遊び心あふれるリフレッシュルームが融合。
「驚き・閃き・安らぎ」で笑顔がこぼれるような、来訪者も親しみやすい空間。ゆかりのある熊本の小国杉がオフィスに温かみを加えます。
デザインコンセプト:日本橋に映えるデザインと、よりよい「働き方」の実践ができるオフィス。受付エントランスは江戸風な暖簾でお客様をお迎え。
さいごに
クライアントや顧客のみならず、社員に対してもコンセプトが浸透し、オフィス環境を含めた企業ブランドの強化が可能になります。もしオフィスの移転やリニューアルする予定がある方は、新しいオフィスのデザインコンセプトを考えてみるのもいいかもしれません。