こんにちは!オフィスバスターズデザインのデザイナー担当 鈴木です。
今回は、照明による空間演出についてお話します。
照明は、ただ「暗いところを明るくする」だけのものではありません。
「空間の演出」という、非常に重要な役目を持っています。
空間の演出とは、たとえば
「活気のある空間」「くつろげる空間」「高級感のある空間」
といった「場の空気」を作り上げることです。
開放的で爽やかな空間にしたい
お客様にゆったりくつろいで欲しい
あえてミステリアスな雰囲気にしたい
このようなオフィスのコンセプトに従って、照明や制御装置は設置されます。
「オフィスをどう見せたいか」が、曖昧なまま、照明設備の設置に踏み切ると、
完成してから「イメージと違う!」なんてことになりかねません。
まずは事前にコンセプトを明確化しておくことが大切です。
壁面や床、インテリアといった内装には、さまざまな素材・質感があります。
それらの特性をしっかり理解して照明をセッティングすることが、内装を美しく見せる最重要ポイントです。
既設のランプの向き・光量を調整するだけでも、印象はグッと変わります。
【光の色・形・強さ】
照明で内装を美しく見せる上で、大切な要素になるのが光の色・形・強さです。
光の色・・・素材の色としっかり調和するものを選びましょう。
光の形・・・内装によりスポットで照らしたほうがいいもの、光を拡散させて全体をまんべんなく照らしたほうがいいものなど、さまざまです。
光の方向・・・素材の凹凸感に合わせて、光の方向を調整することも重要です。
【照らし方】
床、壁、天井の照らし方によっても雰囲気が変わります。
天井・・・空間を上に広げて見せるので、屋外にいるような日常感、開放感を印象づけられます。
壁・・・空間を横に広げ、奥行き感を与えます。天井の低さを強調してしまうデメリットもあります。
床・・・天井の暗さで非日常感を演出できます。高級感やプライベート感を高め、見た人をドキドキさせられます。
天井+壁・・・空間の広がり感をもっとも高められます。開放感や安らぎをテーマにしたい場合におすすめです。
床+壁・・・天井が暗いことで、重圧感・重量感を出せます。
全体をバランスよく・・・包み込むような優しさ、柔らかさを出せます。女性に好まれやすい演出と言われています。
照明で会社のコンセプトにあった空間を演出してみてはいかがでしょうか。