「日本人は働きすぎだ」とかいうからには、海外のオフィスを見れば働き方改革のヒントが見えてくるはず。日本と海外でオフィスにはどんな違いがあるのか、考えてみました。
日本のオフィスと海外オフィスの違いは?
執務室
働き方改革の一環で、フリーアドレスデスクを導入する企業は増えていますが、真面目で実直な日本人が多くいるオフィスでは、まだまだ固定席が主流です。固定席では、部署内で連携がとりやすい、同僚が着席しているか把握しやすいなど、メリットも多数あるので、フリーアドレスに踏み切れない部分もありますよね。
いっぽう、海外オフィスではもうフリーアドレスなんて当たり前。デスクはカフェのようにおひとり様にも複数人の利用にも対応できるフレキシブルな配置にしてあります。ペーパーレスを徹底して、連絡はおそらくSNSで済ませているのでしょう。あと、緑の空間が必ずあります。芝生や観葉植物を配置して、都会のど真ん中でも自然を感じられる空間に造りあげています。公園がそのままオフィスとして使われている印象です。社内にいるのに、ほとんどノマドワーカーみたいな働き方ですね。
リフレッシュルーム
日本では、机とイス、ドリンクスペースなどが配置され、主に食事をするための空間となっています。60分の限られた休憩時間をいかに省エネモードで過ごすかがカギ。リクライニングソファやベッドで仮眠スペースが確保されています。
オフィスデザイン事例:アルトデザイン株式会社様(東京都中央区)
海外オフィスのイメージは、Googleに代表されるような、遊び心いっぱいのオフィス。リフレッシュとは、「休む」だけではないようです。ダーツや卓球など、気軽に楽しめるスポーツのためのスペースが用意され、コミュニケーションや息抜きの時間を含めた広義の“リフレッシュ”空間となっています。
オフィス家具
国産家具は素材の良さや使ったときの快適性を重視しており、設計はシンプルなイメージがあります。
海外製の家具は、デザインが凝っていながら機能性もばっちり。
新品ではお値段もそれなりですが、中古なら取り入れやすいのではないでしょうか。
オフィスのつくり方次第で、働き方も少し変わるかもしれません。
コストの見直しやレイアウト変更、移転などの機会に考えてみてはいかがでしょうか。
・フリーアドレスデスクを導入する・緑をとりいれる
・ペーパーレスを実施する
・社内でSNSを活用
・遊ぶスペースを確保する
・デザイナーズ家具を選ぶ