オフィスは単なる仕事場ではなく、企業のブランドイメージを体現し、従業員の生産性や創造性を高めるための重要な空間です。ただ見た目が良いだけで機能性が低ければ、従業員の生産性を低下させてしまう要因となります。
ここでは従業員のパフォーマンスを高めるため、デザイン性だけでなく実用性に優れた機能的なオフィス内装を紹介します。
真似したくなる!おしゃれオフィス内装の事例15選
エントランスはガラスパーティションで仕切られ、グリーンウォールのあるワークスペースは魅せるだけでなく見せるオフィスに仕上がりました。グリーンを活用したオフィスの雰囲気は明るく気持ちが前向きになり、コミュニケーションを活性化します。ツリーを囲む落ち着いたブルーとイエローのチェアが差し色となり、おしゃれ感を引き立てます。
明るい木目をベースに壁はモルタル調、天井には黒のライティングレールにスポットライトを組み合わせたかっこいいオフィスデザイン。ブラウンとターコイズブルーのチェアを組み合わせたダイニングテーブルに窓際のカウンターと、大人な雰囲気のカフェ風オフィスに仕上がりました。
コスメを扱うクライアント様の商品ディスプレイを想定して、エントランスデザインを行いました。木目の壁にスクエアフレームのグリーンがアクセントになり、ディスプレイ商品を引き立てます。おしゃれで明るい雰囲気が企業のイメージアップにつながるエントランスデザインです。本社のほかサテライトオフィスもナチュラル系のオフィスデザインを行い、採用に向けた動画などを撮影するのに活用されています。
スケルトン仕様の天井をそのまま活かし、木目カウンターやレザーのソファ、ブラックフレームのパーティションで、ブルックリンスタイルのようなカフェ風空間のラウンジです。お客様を迎える場所や社員の休憩スペースとして活用されています。シーリングファンライトやアートも空間にアクセントとなりおしゃれ度をアップします。
シンプルながらもナチュラルテイストの素材やカラー使いが落ち着きと爽やかな印象のオフィスデザインです。エントランスはベージュにペールブルー、会議室は柔らかいピンクなどかわいらしさも溢れるオフィス。床の柄やデザインもおしゃれさをアップ、照明にもこだわり、より魅力的な空間に仕上がりました。
気分に合わせて業務もできるカフェスペースは、床を円形の優しいベージュでアレンジし、スポットライトや大きなシェードの照明で温かみのある空間に。オフィス家具は内装に合わせ落ち着きのあるカラーをチョイス。打合せや気分転換での利用で、仲間との会話が弾みそうな空間に仕上がりました。
ストーン調柄の壁に天井と床に明るい白の間接照明をいれ、ブルーが際立つ発光サインでかっこよさと先進さのあるデザイン。活気のある企業イメージにぴったりなエントランス内装です。右側の壁もホワイト系の木目を斜めに貼り、空間を明るくおしゃれに魅せるよう細部にも配慮しました。
ダークトーンの内装を基調に重くなりすぎないようベージュ系のカラーを盛り込んだスタイリッシュモダンな内装のオフィス。内装に合わせほとんどのチェアとロッカーは黒をチョイスしました。役員室は黒フレームのガラスパーティションにドアや壁はマーブル柄の壁紙の装いで風格のある空間になりました。
光沢のある黒の石素材に黒の天井で高級感のあるエントランスデザインが、来訪者にインパクトを与えます。右側には天井までの植栽を施した公園のようなベンチを置き、空間が重くなりすぎない工夫がされています。
ガラスパーテーションにダウンライトを追加し、床のフローリングはヘリンボーンで開放感と高級感のあるエントランスに。受付台周りの一部の床を大理石調の床にしているのもポイントです。柱にはレンガ調の壁紙を貼り、細部までこだわりのある内装デザインです。
落ち着きのあるグレーの床をベースに、一部の梁や柱を同色にすることでオフィス内に一体感を持たせました。黒フレームのパーティションとライティングレールが空間を引き締めます。オフィス家具は木目やダークカラーをメインに選んだ、かっこいいスタイリッシュなオフィスデザインです。
森を想像させるような天井までのグリーンウォールに、空のような綺麗な青のタイル壁と木目のフローリングが織りなす、キャンプ場のような自然の中にいるかのようなリフレッシュスペースです。他のスペースとすりガラスのパーテーションで仕切られ、コミュニケーションが取りやすく社員のエンゲージメントを高める場所です。
紫のコーポレートカラーをさりげなくおしゃれに取り込んだエントランスデザイン。天井のグリーンとダウンライトに足元の間接照明がインパクトのあるエントランスを演出します。エントランスの壁面を湾曲させることにより空間が広々として見えるのも特徴です。
深みのある木目の壁にブラックフレームのガラスパーテーション、ダウンライトを追加した会議室の内装です。床はベージュで統一し、落ち着いた雰囲気でゆっくり話ができる空間に仕上がりました。アクセントとなるグリーンの植栽も上手に配置されています。
グリーンの芝生風の床がリラックス感を演出し、大きなボール状のダウンライトが目を引くおしゃれなリフレッシュスペースです。空間右側には空色のような壁紙を貼り、自然の中のような配色にすることで、優しく安らぎのある場所に仕上がりました。
オフィス内装の重要性と基本的なデザインポイント
オフィスは単なる仕事場ではなく、企業のブランドイメージを体現し、従業員の生産性や創造性を高めるための重要な空間となっています。
ここでは、オフィス内装の役割と効果、基本的なデザインポイントについて解説していきます。
オフィスデザインの役割と効果
オフィスデザインは、企業のビジョンや価値観を表現するだけでなく、社員の働き方やモチベーション、顧客や取引先からの印象を大きく左右します。
社員のモチベーション向上
快適で魅力的なオフィス環境は、社員のモチベーションやエンゲージメント、そしてパフォーマンス向上に大きく貢献します。デザイン性の高いオフィスは、社員に「会社が自分たちの働きやすさを考えてくれている」というメッセージとなり、会社への帰属意識や愛着を育む効果も期待できます。
例えば、快適で明るいオフィスや、集中しやすい個室ブース、リラックスできるカフェスペースなどを設けることで、社員の満足度を高め、より生産的な働き方を促進することができます。
企業イメージの向上
オフィスデザインは、企業のブランドイメージ向上に大きく貢献します。訪問した顧客や取引先は、オフィス空間から企業の文化や価値観を直感的に感じ取ります。
スタイリッシュで機能的なオフィスは、企業の先進性や信頼感を印象付けることができ、ビジネスチャンスの拡大にも繋がります。また、採用活動においても、魅力的なオフィスは優秀な人材を引き付けるための強力な武器となります。
コミュニケーション活性化
オープンな空間設計やコミュニケーションスペースの設置など、オフィスデザインは社員同士のコミュニケーションを活性化する効果も期待できます。
部署間の壁を取り払い、自然な会話や交流が生まれるような工夫を凝らすことで、チームワークや組織全体の連携強化を促進することができます。例えば、オープンスペースに大きなテーブルを置いたり、カフェスペースをコミュニケーションのハブとして活用したりするのも有効です。
デザイン性と実用性のバランス
おしゃれなオフィスを作る上で重要なのは、デザイン性と実用性のバランスです。いくら見た目が良くても、機能性が低ければ従業員の生産性を低下させてしまう可能性があります。
疲れにくい空間づくり
長時間のデスクワークでも疲れにくい空間を作るためには、人間工学に基づいたオフィスチェアやデスクの導入、適切な照明計画、そしてリラックスできる休憩スペースの設置などが重要です。
特にチェアはデスクワークの人が陥りやすい腰痛や肩こりを極力軽減できるものが望ましく、手頃な中古品の導入をおすすめします。デスクは昇降式であれば従業員が立ったり座ったりと姿勢を変えながら作業でき、座りっぱなしにならず気分転換にもなり身体を整えることができます。また、業務内容に合わせた照明やグリーンを取り入れてリラックス効果を高めることも有効となります。
実用性を考慮した家具選び
オフィス家具を選ぶ際には、デザイン性だけでなく、耐久性、機能性、そしてオフィス全体の雰囲気との調和も考慮する必要があります。
収納力が高くデスク周りをスッキリと整理整頓できるキャビネットやロッカーを選ぶことは、業務効率の向上に繋がります。
その他、移動やレイアウト変更がしやすい家具を選ぶことで、フレキシブルな働き方に対応できるオフィス環境を実現できます。
オフィス内装のデザインポイント
オフィス内装のデザインは、企業のブランドイメージや働き方に合わせて、多様な要素を考慮する必要があります。
ここでは、具体的なデザインポイントを紹介します。
カラーコーディネート
オフィス内装におけるカラーコーディネートは、従業員の心理面に影響を与え、集中力や創造性を左右する重要な要素です。
青色は集中力を高める効果があると言われているため、執務スペースに最適です。一方、暖色系の色はコミュニケーションを活性化する効果があるため、会議室やリフレッシュスペースに適しています。黒やグレー、ブラウンのダークカラーは重厚感を与える効果があり社長室や役員室に最適です。そのほか企業イメージやブランドカラーを反映させることもあり、企業文化を社員に浸透させる効果があります。
照明の選択
適切な照明は、従業員の目の疲れを軽減し、集中力を維持するために重要です。 自然光を最大限に取り入れるとともに、作業内容や時間帯に合わせて適切な明るさや色温度の照明を選定する必要があります。
執務スペースには集中力を高める効果のある白い昼白色の照明が適している一方、リラックススペースには暖かみのあるオレンジ色の電球色が適しています。間接照明を効果的に取り入れることで、オフィスに奥行きと高級感を演出することもできます。
床材の選択
床材はオフィス全体の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。耐久性、清掃性、遮音性などを考慮しながら、デザイン性と機能性を兼ね備えた床材を選ぶことが重要です。
おしゃれな内装にしたい場合、よく選ばれるのがフローリングです。温かみと共にオフィスにカジュアル感を演出します。カーペットは遮音性が高い上に、多様な柄があり落ち着き感からオリジナル性まで幅広いデザイン演出しやすいのが特徴です。特にタイルカーペットは汚れが目立ちにくく、部分的な張替えも容易なためメンテナンス性にも優れています。
オフィス内装工事の費用と期間、流れについて
オフィス内装デザインは、建築基準法や消防法など専門的な知識や経験が必要となるため、専門業者に依頼することが一般的です。
ここでは業者へ依頼した場合の、費用の目安となる坪単価と流れ、期間についてお伝えします。
坪単価の目安
一般的に、オフィス内装工事の坪単価は、10万円~30万円程度が目安となります。
これはあくまで目安となり、オフィスの規模や内装デザイン、使用する素材、業者によって差があります。
ちなみに弊社、オフィスバスターズデザインの内装工事の平均坪単価は10~15万円前後です。
<参考コラム>オフィス内装工事の費用を抑えるための重要ポイント
オフィス内装工事の期間と流れ
ビルの仕様や、オフィスの広さ、工事内容などの条件により幅があるため目安になりますが、オフィスバスターズデザインにおける内装工事の施工期間の平均は、1ヶ月~1ヶ月半です。
また一般的なオフィス内装工事の流れは以下の通りです。弊社では1~3までを無料で対応しております。
1.ヒアリングと現地調査
お客様のご要望やオフィスの現状を把握するためにヒアリングやお打合せ、場合によっては現地調査を行います。
2.企画デザインとレイアウト設計
ヒアリング内容と現地調査の結果に基づいて、オフィスレイアウトやデザインの企画および提案を行います。
3.見積り提出
オフィスレイアウトやデザインの提案内容に沿って、詳細な見積もりを提出します。スケジュール感が分かりやすいように、内装工事の工程表も一緒に提出します。
4.契約
見積り内容に合意した場合は、契約を締結します。
5.オフィス施工
実際のオフィス内装工事をスタートします。工事中に中間検査などに立ち合って頂くことがあります。
6.施工完了から引き渡し
内装工事が完了したら最終チェックの竣工検査を行い、オフィスをお客様に引き渡します。
<参考コラム>オフィス内装工事の流れ・コツを解説 オフィスづくりの基礎知識
まとめ
オフィス内装は、企業のブランドイメージや従業員の働き方に大きな影響を与える重要な要素です。
予算や目的に合わせて最適なデザインを選び、専門会社と連携しながら、理想のオフィス空間を実現しましょう。
オフィスバスターズデザインはオフィス内装の目的やお客様の働き方に合わせて、ご提案と内装工事を行っております。お気軽にお問い合わせください。